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2023年度霊長類医科学研究センター共同利用施設の利用者の募集について(2022年12月1日)

 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 霊長類医科学研究センターでは、霊長類を用いた医科学研究及び感染症研究等の厚生科学研究の一層の推進を図るため、共同利用研究事業として、医科学実験施設(BSL2非感染実験)、感染症実験施設(BSL3及びBSL2)、管理棟(宿泊施設)から成る共同利用施設を設置し、外部の研究者に広く御利用いただいております。
 霊長類医科学研究センターは、2023年度の本施設を利用する研究者(継続を含む)を下記のとおり募集致しますので、関係者への周知方よろしくお願い申し上げます。

  • 申請資格および申請可能な研究課題

 国公立・独立行政法人試験研究機関、大学等の非営利組織に所属し、公益性の高い研究を行おうとする研究者。研究課題は医科学研究および感染症研究等の厚生科学に資する研究とします。また、申請課題は霊長類医科学研究センターの医科学実験施設および感染症実験施設を使用する研究とします。(霊長類医科学センターの施設を使用することなく、サル自体もしくは臓器等を霊長類センター外で研究する場合は、サルの購入懸案として対処し、共同利用の研究課題とは認めません。)また、動物倫理的観点から大きく逸脱するような研究内容に関しても、共同利用の申請課題とは認めません。


2.提出書類

 「共同利用施設利用申請書」(様式1)「共同利用施設利用研究計画書」(様式2)正本各一部及び電子ファイル(PDF形式)をそれぞれ郵送とメール送信とで提出してください。また、所属機関における動物実験計画書及びその承認書の写し各一部を郵送にて提出してください。

 申請者は研究内容に応じて、「共同利用施設利用申請書」及び「共同利用施設利用研究計画書」以外に医薬基盤・健康・栄養研究所が定める申請書類(「病原体等取扱申請書」、「組換えDNA実験申請書」、「有害化学物質投与実験計画書」等)も提出していただく場合がありますので、詳しくは共同利用施設担当にお問い合わせください。

 申請の際は、末尾の「共同利用施設の利用申請に当たって」、「共同利用施設利用研究計画書の記載上の注意」をよくお読みください。

3.提出先
〒305-0843 茨城県つくば市八幡台1-1
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 霊長類医科学研究センター 共同利用施設担当
メール送信先: co-op-tprc@nibiohn.go.jp

4.提出期限

 郵送・メール送信ともに2023年1月16日(月)必着

5.採否および審査方法

 医薬基盤・健康・栄養研究所共同利用施設運営委員会及び動物実験委員会等の審査の上、採否を決定し、申請者に連絡します。審査は、①実験の妥当性、②実験意義・必要性、③実現可能・将来性、④サル類を用いる必要性⑤厚生労働行政における意義の5項目で評価します。

6.経費負担  

(1) 当センターから供給されるサル類を使用する場合は、サル使用料及びサル使用に伴う払い出し検査料として、1頭当たりそれぞれ150,000円、24,200円(税抜き)を徴収します。

(2) 施設管理に関わる施設貸付料を徴収します。          

 2023年度はサル飼料代を含め、おおむね1日1頭当たり590~1,220円(税抜き)程度を負担していただきます。確定額は追って通知します。

 請求は、4月から9月までの経費を10月に、10月から翌年3月までの経費を翌年2月にそれぞれ行います。なお、翌年2月1日の時点で使用されている施設については、翌年3月31日まで使用したものとして施設貸付料(サル飼料代を含む。)を計算し、同日以降の使用の有無にかかわらず当該計算した額を徴収しますので、あらかじめ御了承ください。

(3) 共同利用施設研究に必要な飼育管理、消耗機材、研究支援等の費用は、申請者が個別に研究支援請負者と契約を結んで負担していただきます。

7.その他

 「共同利用施設利用申請書」及び「共同利用施設利用研究計画書」は、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所ホームページhttp://www.nibiohn.go.jp)からダウンロード又はメールにて共同利用施設担当(co-op-tprc@nibiohn.go.jp)まで御請求ください。上記以外の申請書類は、共同利用施設担当を通じて取り寄せてください。

 研究期間は最長3年までとし、継続して研究を行う場合は、毎年度、継続利用の申請をしていただき、継続の可否を審査致します。

 採択課題は、研究期間終了時に「成果報告書」を提出していただきます。なお、共同利用施設を利用した研究成果の発表に当たっては、当施設で実施した研究である旨を明記してください。

 また、提出いただいた「共同利用施設利用申請書」、「共同利用施設利用研究計画書」等の開示請求があった場合には、当研究所の規程に基づき対応することになります。

8.問い合わせ先

〒305-0843 茨城県つくば市八幡台1-1
  国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 霊長類医科学研究センター 共同利用施設担当
  電話番号029-837-2054

  FAX番号029-837-0218

メールアドレスco-op-tprc@nibiohn.go.jp


共同利用施設の利用申請に当たって

 霊長類医科学研究センターでは、提出された共同利用施設利用研究計画書等について、医薬基盤・健康・栄養研究所共同利用施設運営委員会及び動物実験委員会で審査を行います。所外有識者を含む前者の委員会では、実験の学術的及び厚生労働行政における意義並びにサル類を用いる必要性等について、サル取扱経験者を含む後者の委員会では、動物倫理及び福祉の点を考慮しながら、具体的な実験方法の妥当性について、それぞれ審査します。これらの審査結果及び施設の年間サル供給・飼育許容頭数を考慮の上、申請の採否を決定致します。したがって、採択の条件として、実験内容の修正を求める場合があります。

 本施設の利用は、共同利用施設運営委員会及び動物実験委員会の承認と共に、実験内容に応じた医薬基盤・健康・栄養研究所各種委員会(バイオセーフティ委員会、組換えDNA実験安全委員会、化学物質委員会、研究倫理審査委員会)の承認を経てから許可されます。

 施設利用許可後、所定の様式による「霊長類医科学研究センター共同利用施設利用に関する誓約書」を提出いただきます。

 さらに、本施設において実験を行うに際しては、利用者は医薬基盤・健康・栄養研究所が行う各種委員会講習及び共同利用施設オリエンテーションを受講する必要があります。講習会・オリエンテーションは年に3、4回行われます。講習後、交付される受講証は3年間有効となります。

 採択後の実験実施に当たっては、当センターの研究対応者(各研究課題の内容に応じて対応する当センター職員)が安全かつ円滑な研究推進を図ります。

 なお、一人の申請者が複数の実験計画を申請することに制限を設けませんが、当センターのサル供給頭数及び飼育スペースは限られております。したがって、多くの研究者に利用機会を与えるため、同一申請者の複数の実験計画が委員会審査で採択基準を超えても、上記の理由をもとに不採択とすることもあり得ますので、御承知ください。

 供給サル選定のため事前スクリーニング等を希望される場合は、必ずその旨とスクリーニングに必要なおおよその頭数を共同利用施設利用研究計画書(4.研究及び実験の目的・方法等および7.当該年度のサル類使用希望頭数)に記載ください。

注) 継続・変更申請について

     継続申請: 当初申請した2年又は3年の研究計画に記載した内容に変更がない場合

     変更申請: 研究目的は変わらず、使用材料を含む実験手技・手法、使用動物の頭数・条件、研究  期間の変更を行う場合。なお、変更内容によっては、利用期間内であっても利用許可を取り消すこともあり得ますので、御留意ください。

※研究目的が変更になる場合は、変更申請ではなく、必ず新規申請をしてください。

共同利用施設利用研究計画書の記載上の注意

○ 実施可能な動物実験計画の判断として、霊長類を用いた実験を行うことができる十分なデータ、技術等を持っていること又はその根拠を具体的に明記してください。

○ 年度途中での実験計画の変更を認めておりませんので、その点を十分に考慮の上、実験計画を立案してください。

○ 当センターから霊長類の供給を希望される場合、希望する個体条件を詳細に記載してください。個体条件の記載がない場合、採択されても希望する個体を供給できず、実験を行うことができない場合があります。また、サル選定のため、事前スクリーニング等を希望される場合は、必ずその旨とスクリーニングに必要なおよその頭数を記載してください。

     

  • 記載漏れがあると、不採択となることがありますので、記載事項を十分に確認してください。