共同利用

概略

当センターのカニクイザルをバイオリソースとして国内の研究機関等に開放し、厚生科学研究を推進するために実験用サル類に最適化した共同利用施設である霊長類医科学実験施設および霊長類感染症実験施設が設置されている。霊長類感染症実験施設に関しては、従来不可能であった空気感染性病原体を用いた研究に対応した施設が、平成26年度より稼働を開始した。
大学等の外部研究者は、共同利用施設利用研究計画書にて申請し、共同利用施設運営委員会等の審査の上、採択されたものが利用できる。また、企業等に対しては、医薬健栄研との共同研究契約の元で利用が進められている。当センターのカニクイザルはもちろんのこと、外部からのサル類の導入も可能である。しかし、外部からのサル類の導入に当たっては、所定の検疫を合格したものだけが許可される。

霊長類感染症実験施設
霊長類感染症実験施設

霊長類医科学実験施設
霊長類医科学実験施設

申請・利用の流れ

本施設を利用したサル類研究を希望される外部研究者は、原則年1回行われる募集に応募する必要がある。申請に当たり共同利用申請および研究計画書を提出し、医薬健栄研職員および外部有識者から構成される共同利用施設運営委員会において審査の上、採択が決定される。その後、各種委員会により研究計画に関しての審査が行われる。全ての委員会の承認および講習会の受講後に実験が開始可能となる。なお、外部研究者の所属機関による承認も重ねて必要である。実際の利用に当たり、カニクイザルの使用料および施設使用料、研究使用前の健康状態(血液および病原体等)に関する検査料、さらに実験利用期間中の飼料代等が必要となる。また、宿泊施設も完備されており、研究者・技術者の利用が有料で可能である。
これまでに共同利用施設では、当センターのカニクイザルだけでなく、研究者が独自に導入するアカゲザル、ニホンザル、新世界ザルなどを利用して、感染症、脳・神経疾患、再生医療、遺伝子治療、生活習慣病、循環器疾患、感覚器疾患、生殖器疾患などに関する多様な研究が行われている。

共同利用施設利用の概略

共同利用施設利用の概略